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見当識障害と身体的症状の特徴


アルツハイマー型認知症になると、自分が今どこにいるのか、今日は何日かわからない、すぐ前の食べたものを忘れてしまう、といった、物忘れ、つまり記憶障害とは別に、身体的な症状も起こります。

たとえば、見当識障害と呼ばれるものがあり、その症状は、失行、失語、失認などがあげられます。

●失行
失行とは、運動障害をもたらす器質的な病変がないにもかかわらず行動が正しく行われない状態です。

●失語
失語とは、聴覚や発生機能に異常がないのに言語の理解や発声が障害されている状態をいいます。

●失認
失認とは、本来認識すべき対象に対して正常な意味理解ができなくなった状態です。

これらの症状が進行すると、日常生活にも支障が生じ、失語状態や歩行障害が悪化することがあります。

そのほか、めまいや頭痛といった心気症状がみられるようです。

清潔感や道徳観が失われ、性的に問題のある行動が見られることがあります。また、場所をわきまえずに排尿するといった行動も生じます。夜中に部屋のなかを歩き回ったり、夜間に幻覚をみることがあり、大声をあげて、家族の生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。

神経系以外の異常や変化は起こらないのが普通の身体的な症状なのですが、神経系の変化(歩行困難や失禁など)から異常が起こることもあり、症状が進むと寝たきりになってしまいます。

ふつう発病から5〜10年で死にいたるといわれていて、末期は完全な認知症状態にいたるようです。

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